ジェロビタール – 輝く若さを保つ、アンチエイジングの万能薬
ルーマニア発の世界的に有名な化粧品ブランドの一つ、ジェロビタールは、アンチエイジング薬品のパイオニア、アナ・アスラン博士により開発されました。アスラン博士の絶え間ない若さに対する科学的発見により、ルーマニアには世界初の国立加齢学研究所が設立されました (1952年)。
アスラン博士、薬剤師のエレナ・ポロヴラジャーヌを含む研究チームは1946〜1956年の10年間にわたって数多くの実験および医学的研究を行いました。そして誕生したのがジェロビタールです。
物語は1940年代にさかのぼります。アナ・アスラン博士はプロカイン(別名ノボカイン、かつて麻酔薬として使われていた)の長期における生体栄養活動に着目し、薬品として少量摂取することによる長期の治癒および予防効果の研究を始めました。そしてプロカインを抗酸化・安定化しH3処方を加え、ジェロビタール(Gerovital)を開発。まるでビタミン(vitamin)のような効能、それがこの名称の由来です。
ビタミンH3、別名ジェロビタールは1952年には世界に向けて紹介される準備が整いました。あらゆる人々がその恩恵を受けることになるこの薬品は、ルーマニア発の初めての生体栄養性薬品であり、また細胞レベルでの老化プロセスとそれに伴う第三年齢における慢性・退化性疾患を抑制する、世界で初めての薬品でもありました。
1956年、ドイツ・カールスルーエにおける国際治療週間会議、そしてスイス・バーゼルで開催されたヨーロッパ老人学会議において、ジェロビタールは国際薬学学会に紹介されました。アナ・アスラン博士の理論は当初懐疑的な目で受け止められましたが、その後数年の研究によりその効能の確かさが証明されました。
ジェロビタールが薬学界の偉大な発見であることが証明されたのは1957年、イタリア・ヴェローナで開催された第4回国際老人学会議においてです。アメリカ・イギリス・ドイツ・イタリア・オーストリア・日本・ルーマニアの研究者たちがアナ・アスラン博士の利用を分析・研究し、そのアンチエイジングの効能が裏付けられました。
1957年、ジェロビタールH3 の販売認可を獲得したアナ・アスラン博士は、まずジェロビタールをアンプル薬品として発売し、その5年後には錠剤を導入しました。
その後、アナ・アスラン博士はアンチエイジング化粧品ライン、ジェロビタールを開発。1966年、アナ・アスラン博士は老人病の包括的治療プログラムの一環として、ジェロビタールのフェイスクリーム・ヘアローションの特許を取得しました。
1980年、アナ・アスラン博士は、薬学博士イオン・ポロヴラジャーヌとともに新たな老人学予防薬を開発。主に脳・心血管系の老化予防と治癒を目的としたこの商品はアスラヴィタールと名付けられ、迅速な特許取得を経て世に出ることとなりました。
ジェロビタール製品は30カ国以上にてたちまち知名度を獲得。ジョン・F・ケネディ、ガンジー、ウィンストン・チャーチル、毛沢東、ピカソ、チトー、インディラ・ガンディー、アリストテレス・オナシス、サルバドール・ダリ、チャールズ・チャップリン、カーク・ダグラス、マレーネ・ディートリッヒ、クラウディア・カルディナーレ、ジャクリーン・ケネディ、ニキータ・フルシチョフ。当時の錚々たる著名人がジェロビタールを使い始めました。ジェロビタールの効能を全て体験するために、多くの著名人がルーマニア・ブカレストのアナ・アスラン老人学研究所を訪れました。
アスラン博士は人格者であり、自らの研究による名声は求めず、患者の情報は常に秘密としてきました。したがって、特定のセレブリティの若さの秘密に関わっていることを自ら表明することはありませんでした。
アナ・アスラン博士の医者、研究者、そして研究チームのブレーンとしての数多くの仕事は、国際的なレベルにおいて高い評価を獲得しています。
アナ・アスラン博士は著名な国際組織のメンバーであり、その研究活動を通じ、数多くの勲章・賞を獲得しています。下記のリストは、健康保持における彼女の並外れた研究活動に贈られた賞のほんの一部です。
• 1971年 ドイツ連邦共和国功労勲章「功労十字小綬章」
• 1973年 イタリア 「Cavalier
de la Nouvelle Europe」オスカー賞
• 1974年 フランス教育功労章(パルム・アカデミック)
• 1978年 フィリピン「科学分野における名誉外国市民および名誉教授」
• 1981年 ボヘミア・スロバキア老人学学会「名誉学位」
• 1982年 「レオン・バーナード」賞、老人学および老齢学における多大な進歩に対し、国際保健機関(WHO)から贈られる著名な賞。
1897年1月1日に誕生したアナ・アスランは、1988年5月19日、その91年の生涯を閉じました。
参考文献:
- アナ・アスラン国立加齢科学研究所
- アナ・アスラン財団
- ファルメク SA
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